“御入來”のいろいろな読み方と例文
新字:御入来
読み方割合
おいで50.0%
ごじゆらい16.7%
おはしたる16.7%
ごじゅらい16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うつくしびとの寄り合ひて今宵は歌留多の催し、お迎ひの使ひをもあげたかりしに、ようこその御入來おいでと喜こばれて、若きものゝならひ與之助いやならぬ心地のして
花ごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
打過うちすぎうち或時重四郎又入り來りけるに平兵衞は相手ほしやと思ふ折柄をりからなれば重四郎殿よくこそ御入來ごじゆらいありしぞ率々いざ/\一石參らんと碁盤ごばん引寄ひきよせ重四郎を相手あひてかこ茶菓子ちやぐわしなどを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
氣ばやくも浪崎さまの御入來おはしたると思ひて、閉づべき小門を其ままに待參らせし、されども夫れは浪崎さまにては非ざりしならん
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
……(下人に)やい、そちはヹローナぢゅう駈𢌞かけまはって(書附を渡し)こゝ名前なまへいてある人達ひとたち見附みつけて、今宵こよひわがやしきねんごろ御入來ごじゅらいをおまうすとへ。