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御入來
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おいで
ふりがな文庫
“
御入來
(
おいで
)” の例文
新字:
御入来
うつくし
人
(
びと
)
の寄り合ひて今宵は歌留多の催し、お迎ひの使ひをもあげたかりしに、ようこその
御入來
(
おいで
)
と喜こばれて、若きものゝならひ與之助いやならぬ心地のして
花ごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
忘
(
わす
)
れて
抱
(
いだ
)
き
合
(
あ
)
ひ
詞
(
ことば
)
もなくよゝと
泣
(
な
)
きしがお
前
(
まへ
)
さまに
其
(
その
)
やうな
御覺悟
(
おかくご
)
させますほどなら
此苦勞
(
このくらう
)
はいたしませぬ
御入來
(
おいで
)
の
無
(
な
)
きは
不審
(
いぶか
)
しけれど
無情
(
つれな
)
き
御返事
(
おへんじ
)
といふにもあらぬを
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
待
(
ま
)
たば
空
(
そら
)
の
月
(
つき
)
の
逢
(
あひ
)
みるべきぞとならば
嬉
(
うれ
)
しけれど
若
(
も
)
しやの
願
(
ねが
)
ひに
左樣
(
さう
)
見
(
み
)
ゆるにや
寧
(
いつ
)
そ
愁
(
つ
)
らからば一
筋
(
すぢ
)
ならで
頼
(
たの
)
みのある
丈
(
だけ
)
まどはるゝなり
扨
(
さて
)
もお
便
(
たよ
)
りの
聞
(
きこ
)
えぬは
何故
(
なにゆゑ
)
我
(
わ
)
れ
厭
(
いと
)
はせ
給
(
たま
)
ひなば
此處
(
こゝ
)
へこそ
御入來
(
おいで
)
なく
共
(
とも
)
本宅
(
ほんたく
)
へまで
御踈遠
(
ごそゑん
)
とは
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お
珍
(
めづ
)
らしやお
高
(
たか
)
さま
今日
(
けふ
)
の
御入來
(
おいで
)
は
如何
(
どう
)
いふ
風
(
かぜ
)
の
吹
(
ふき
)
まはしか
一昨日
(
をとゝひ
)
のお
稽古
(
けいこ
)
にも
其前
(
そのまへ
)
もお
顏
(
かほ
)
つひにお
見
(
み
)
せなさらずお
師匠
(
ししやう
)
さまも
皆
(
みな
)
さまも
大抵
(
たいてい
)
でないお
案
(
あん
)
じ
日
(
ひ
)
がな
一日
(
いちにち
)
お
噂
(
うはさ
)
して
居
(
をり
)
ましたと
嬉
(
うれ
)
しげに
出迎
(
でむか
)
ふ
稽古
(
けいこ
)
朋輩
(
ほうばい
)
錦野
(
にしきの
)
はな
子
(
こ
)
と
呼
(
よ
)
ばれて
醫學士
(
いがくし
)
の
妹
(
いもと
)
博愛
(
はくあい
)
仁慈
(
じんじ
)
の
聞
(
きこ
)
えたかき
兄
(
あに
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
來
部首:⼈
8画
“御入”で始まる語句
御入来
御入用
御入
御入洛
御入内
御入下
御入寂
御入輿
御入水
御入国