御入用ごいりよう)” の例文
助「左様いう事ならお預かり申して置きますから、御入用ごいりようの節は何時なんどきでも仰しゃっておつかわしなさい」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「はて、そんなものはここにはございませんが、もし特に御入用ごいりようでございましたら、早速さっそく博物館へテレビジョン電話をかけまして、旦那さまのお好みのものを貸出してもらうことにいたしましょう」
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「だって、そんなにたくさん何に御入用ごいりようなんですの」
主計は忙しい (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「指紋が御入用ごいりようなら、遠慮なく本式におとり下さい」
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)