“相棒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいぼう53.8%
あいづれ7.7%
あいぼ7.7%
あひぼう7.7%
コオバン7.7%
コバン7.7%
パル7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういったのは、竹見の相棒あいぼうの水夫丸本だった。彼は、竹見から、密書のついたナイフをなげつけられ、それをうまくうけとった男だ。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
えれえ! 眼がたけえ! 小判の隠場ア此処と眼をつけたんだからなア。…よし来た、そうなりゃアお互い相棒あいづれで行こう。……が相棒になるからにゃア……
甲州鎮撫隊 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「光丸はん、うちの妻太郎はんと相棒あいぼで、「夕立」を踊んなはるんやてなあ。妻太郎はん、頼りないよってに、よろしゅう頼みまっさ」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
かゞめ助十樣と申は此方こなたに候やとたづねければ女房にようばう立出たちいでなんの御用に候や駕籠かご御入用おんいりようにもあらば助十と申は此方の相棒あひぼうゆゑ仰聞おほせきけられよと申にぞ然樣さやうならば昨夜さくや駕籠かご御出おいでなされしは助十樣しよに候かと聞に如何にも毎夜まいよしよ駕籠かご
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あるまい事か、この四年以来欧州くんだりを遊歴し、つぶさに苦楽をともにした畏敬する相棒コオバン、美しきタヌ嬢に対して
ところが、ゴイゴロフのほうは、ひどく乗気になって、じつは、ちょっとした経緯いきさつがあって、おまえのようなもっともらしい顔をした禿茶瓶はげちゃびん相棒コバンがひとり欲しかったんだ。
犂氏の友情 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
Ⅰ・A社「空の家エア・ハウス」の内部を見わたすと、茶いろのゴルフ服に身を固めた顔のどす黒い異形の一人物と、あきらかに結婚によるその相棒パルとおぼしく
踊る地平線:04 虹を渡る日 (新字新仮名) / 谷譲次(著)