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御入用
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おいりよう
ふりがな文庫
“
御入用
(
おいりよう
)” の例文
「何か急場の事で御金の
御入用
(
おいりよう
)
がありましたら、
証文
(
しょうもん
)
も何もなしで、御用立てをしますから。」と言ったこともある。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
奇蹟を
拵
(
こし
)
らえている所があるのです。そこでは、あなたの
御入用
(
おいりよう
)
のものを、そうですね、多分、一万円位で御用立てすることが出来るかも知れませんよ
猟奇の果
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「時に小泉さん、※の兄さんから
御言伝
(
おことづけ
)
がありましたが、貴方の御宅でも女中が
御入用
(
おいりよう
)
だそうですから——近いうちに一人連れて御出掛に成るそうです」
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
私の
有
(
も
)
っている狭い交際の方面で安全な金を工面した方が私には心持が好いのですから、まずそっちの方を一つ
中
(
あた
)
って見ましょう。無論
御入用
(
おいりよう
)
だけの
額
(
たか
)
は駄目です。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
もし
御入用
(
おいりよう
)
なら遠慮なく言つて下さい。足りないと、また困りますよ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
用
常用漢字
小2
部首:⽤
5画
“御入”で始まる語句
御入来
御入
御入來
御入洛
御入内
御入下
御入寂
御入輿
御入水
御入国