“ごようたし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御用達94.1%
御用足5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるいは岩村の御用達ごようたしからも借り入れたもので、その中には馬籠の桝田屋ますだやの主人や上の伏見屋の金兵衛が立て替えたものもある。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
珠太郎は二十歳の青年で、尾張家御用達ごようたしの大町人、清洲越十人衆の一人として、富と門閥とを誇っている、丸田屋儀右衛門の長男であった。
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
公儀ノキジカタ小遣モノノ御用足ごようたしダガ、段々家ガ衰エテ来テ、今ハソノ株ガホカニモ出来テ、一向ニ御用モタサズシテ困ッテイルト高田藤五郎トイウ者ガ云ウカラ、段々聞イタラ
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)