『十六夜(いざよい)』
きのふは仲秋十五夜で、無事平安な例年にもめづらしい、一天澄渡つた明月であつた。その前夜のあの暴風雨をわすれたやうに、朝から晴れ/″\とした、お天氣模樣で、辻へ立つて日を禮したほどである。おそろしき大地震、大火の爲に、大都は半、阿鼻焦土となん …
作品に特徴的な語句
私(あつし) 長(ながし) 引掛(ひきかゝ) 合(あひ) 鏡(きやう) 降(ぶ) 潮(てう) 萎(なや) 競(かけ) 通過(つうくわ) 上(うへ) 燥(さわ) 薫(かをり) 憑(つき) 外(はづ) 上(あ) 早(ばや) 大通(おほどほ) 臭(にほ) 屋(をく) 前(まへ) 借家(しやくか) 地尻(ぢじり) 男子(だんし) 徒歩(てく) 通(とほ) 細腰(さいえう) 唯(と) 魍魎(まうりやう) 爺(ぢい) 大(おほ) 達(たつ) 方(はう) 納(をさ) 引傾(ひつかし) 可恐(こは) 紅(くれなゐ) 女(をんな) 厚情(こうじやう) 急(きふ) 薄(すゝき) 危(あや) 折(を) 楊柳(やうりう) 平(たひら) 跳(をど) 間(あひだ) 刃(ば) 冷(つめた) 家(いへ) 家中(うちぢう) 光景(くわうけい) 小(ちひ) 値(あたひ) 誂(あつらへ) 僅(わづか) 心(こゝろ) 塵埃(ごみ) 坊(ばう) 壓(あつ) 毛布(けつと) 所(どころ) 外被(ぐわいひ) 荒(あ) 石瓦(いしかはら) 告(の) 此(これ) 同僚(どうれう) 古家(ふるいへ) 大風(おほかぜ) 睡(ねむり) 着替(きがへ) 銀杏(ぎんなん) 流言(りうげん) 浸(つか) 踊(をど) 包(つゝ) 淡(あは) 割(わり) 眞實(しんじつ) 前(ぜん) 削(けづ) 拂(ぱら) 一(いつ) 眞(ま) 慰(なぐ) 澄(すみ) 入(はひ) 先刻(せんこく) 果(は) 居職(ゐじよく) 縮(ちゞ) 葉(ば) 今日(けふ) 覺(さ) 本(ほん) 何(なに) 一荷(いつか) 居(ゐ) 燈(ともしび)