“外被”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がいひ33.3%
うわぎ16.7%
ぐわいひ16.7%
こうと16.7%
リード16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外被がいひが開いた。私の目に、プラットホームの灯が、痛いほどしみこんだ。私は、皮帯を外して、外へ出た。そして、しばらくは、柔軟体操をつづけた。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
其一人の外被うわぎ青白赤せいはくせき三色の線ある徽章しるしおびたるはとうでもしるき警察官にして今一人は予審判事ならん、判事より少し離れたる所に、卓子ていぶるに向い何事をか書認かきしたゝめつゝ有るはたしかに判事の書記生なり
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
まことにありがたがるくらゐではりないのである。は、亞鉛板トタンいたんで、送電線そうでんせん引掛ひきかゝつてるのが、かぜですれて、せん外被ぐわいひつたためにはつしたので。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
紺色の外被こうと筒袴ずぼんが入って居る、筒袴は要らぬと外被だけを取って、上へ着たが寸法も可なり合って居る。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
外被リードをあげてレグレティングのところをおさえてみて、それからひくい声でつぶやいた。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)