“佩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
52.6%
26.3%
7.9%
はい3.9%
おび2.0%
2.0%
2.0%
おぶ0.7%
たば0.7%
たばさ0.7%
はか0.7%
0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男は、樺桜直垂梨打烏帽子をかけて、打ち出しの太刀濶達いた、三十ばかりの年配で、どうやら酒に酔っているらしい。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
朱は車をうながして往ってしまったが、すこし往って振りかえり、びていた刀を解いて人に持たしてよこし、遥かに緯に向って
陸判 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
お検死の仰しゃるには余程手者が斬ったのであろうと、それに親父がたしなみの脇差をして出ましたが、其の脇差は貞宗でございますから
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
昨夜、鈴川方に、栄三郎が坤竜をして夜討ちに来ていることはきのうの午さがりから豆太郎の偵査によって当方にはわかっていた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
ワイは支那字で、威骨とて虎の肩に浮き居る小さき骨でれば威を増すとてインドでも貴ぶ(『日本及日本人』新年号(大正三年)二三三頁を見よ)。
王が帰ると間もなく、巡査の徽章のようなものをけた男が訪ねて来た。アピア市の巡査ではない。所謂叛乱者側(マターファ側の者をアピア政府の官吏は、そう呼ぶ。)
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
尾張にに向へる、尾津の崎なる一つ松、あせを。ひとつ松 人にありせば、大刀けましを。着せましを。一つ松、あせを(景行記)
日本文章の発想法の起り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
カツテ手ヅカラ扁額ヲ書シテ賜ハル。末ニ玉岡先生ニ呈スノ五字ヲ署ス。マタ栄トイフベシ。翁巧思アリ。ニ金石ニ画ヲ刻スルノミナラズ。平生ル所ノ木剣茶籃皆ソノ手ニ成ル。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
張裂押鎭め打果さでや置べきかとかに支度を爲し既に一刀さんて出行んとする其の折柄後ろの
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
み此青壯年いざ行やれとりつゝ泣臥し居たる千太郎を引立々々行んとすれば此方打思ひ眼前養父のり金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
すなはち出雲の國に入りまして、その出雲の國のらむとおもほして、到りまして、すなはち結交したまひき。かれ竊に赤檮もちて、詐刀を作りて、御しとして、共に肥の河にしき。
必しも、ひもの古義には、下びを直に指す処はない。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)