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濶達
ふりがな文庫
“濶達”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かったつ
92.7%
くわつたつ
7.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かったつ
(逆引き)
男は、
樺桜
(
かばざくら
)
の
直垂
(
ひたたれ
)
に
梨打
(
なしうち
)
の
烏帽子
(
えぼし
)
をかけて、打ち出しの
太刀
(
たち
)
を
濶達
(
かったつ
)
に
佩
(
は
)
いた、三十ばかりの年配で、どうやら酒に酔っているらしい。
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そこには枝葉を繁らす樹木もなく
濶達
(
かったつ
)
な青空もない。すべては発火点に達して、夢中になって狂躁曲を奏しているようにしか見えない。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
濶達(かったつ)の例文をもっと
(38作品)
見る
くわつたつ
(逆引き)
その頃
漸
(
ようや
)
く四十になつたばかり、家代々の與力ですが、當代の新三郎はわけても
濶達
(
くわつたつ
)
で聰明で、錢形平次とはよくウマが合つたのです。
銭形平次捕物控:239 群盗
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
跡に殘るは天地の間に生れ出でしまゝの我身瀧口時頼、
命
(
いのち
)
とともに
受繼
(
うけつ
)
ぎし
濶達
(
くわつたつ
)
の
氣風
(
きふう
)
再び
欄漫
(
らんまん
)
と咲き出でて、
容
(
かたち
)
こそ變れ、
性質
(
こゝろ
)
は戀せぬ前の瀧口に少しも
違
(
たが
)
はず。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
濶達(くわつたつ)の例文をもっと
(3作品)
見る
濶
漢検1級
部首:⽔
17画
達
常用漢字
小4
部首:⾡
12画
“濶”で始まる語句
濶
濶歩
濶葉樹
濶大
濶然
濶々
濶眼
濶葉樹林
濶葉
濶面
検索の候補
御濶達
豪放濶達
“濶達”のふりがなが多い著者
高山樗牛
本庄陸男
壺井栄
徳冨蘆花
作者不詳
谷崎潤一郎
山本周五郎
蒲原有明
林不忘
吉川英治