“かったつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
濶達45.8%
闊達38.6%
豁達14.5%
潤達1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこには枝葉を繁らす樹木もなく濶達かったつな青空もない。すべては発火点に達して、夢中になって狂躁曲を奏しているようにしか見えない。
健康にして闊達かったつな、又みやびにして姿高いものであり、それが日本美術史上の遺品の中にさまざまの形態となってあらわれている。
美の日本的源泉 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
「あれは撤退するイギリス軍の後衛だ、オステンドに到着した六千のイギリス兵をわしは捕虜にしてみせよう。」彼は豁達かったつに口をきいた。
吉宗は潤達かったつに、「目出度い」と辞をうけてから、ここ約半年あまり引籠っていた義通に、その病状などをたずねておりましたが、ふと彼のたずさえて来た、砂子塗すなごぬりの立派な箱へ
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)