“くわつたつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:クワツタツ
語句割合
濶達42.9%
闊達42.9%
寛達14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
跡に殘るは天地の間に生れ出でしまゝの我身瀧口時頼、いのちとともに受繼うけつぎし濶達くわつたつ氣風きふう再び欄漫らんまんと咲き出でて、かたちこそ變れ、性質こゝろは戀せぬ前の瀧口に少しもたがはず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
闊達くわつたつな主人の萬兵衞は、自分のせゐで家族や奉公人達まで滅入り込ませるのは氣の毒と思つたか、今年は一つ出入りの者を皆んな呼んで、存分に賑やかな花見をしようと言ひ出したのです。
口を出したのは背の高い三十男で、何となく此家の空氣にそぐはぬ寛達くわつたつな風格でした。