“濶大”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かつだい80.0%
くわつだい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「人間的活動」の領域は濶大かつだいされ、それに参加する自由と機会とを万人が保障されている社会に、男も女も、適材を以て適処に就くのが宜しい。
「女らしさ」とは何か (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
ケダシ士君子しくんし万巻ばんかんヲ読破スルモマタすべかラク廟堂ニ登リ山川さんせんまじわり海内かいだい名流ニ結ブベシ。然ル後気局ききょく見解自然ニ濶大かつだいス、良友ノ琢磨たくまハ自然ニ精進せいしんス。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
吾人は我邦の公共事業の舞台に立つて役者えきしやたる者が、少しく気局を濶大くわつだいにせん事を願うて止まざるなり、之を政治家に例すれば、県治の政事海にあるものは論争常に県治の中に跼蹐きよくせき
一種の攘夷思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)