“琢磨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たくま85.7%
すりみがき7.1%
みが7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ケダシ士君子しくんし万巻ばんかんヲ読破スルモマタすべかラク廟堂ニ登リ山川さんせんまじわり海内かいだい名流ニ結ブベシ。然ル後気局ききょく見解自然ニ濶大かつだいス、良友ノ琢磨たくまハ自然ニ精進せいしんス。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
その文三の顔を見て今まで火鉢ひばち琢磨すりみがきをしていたお政が、俄かに光沢布巾つやぶきんの手をとどめて不思議そうな顔をしたもそのはず、この時の文三の顔色がんしょくがツイ一通りの顔色でない。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
らざる智慧を趙温ちょうおんに附けられたおかげには、すきだのくわだの見るも賤しい心地がせられ、水盃をも仕兼ねない父母の手許てもとを離れて、玉でもないものを東京へ琢磨みがきに出た当座は
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)