“切磋琢磨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せっさたくま90.0%
せつさたくま10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爾来じらいわが国人の力にて切磋琢磨せっさたくま、もって近世の有様に至り、洋学のごときはそのみなもと遠く宝暦年間にあり〔『蘭学事始』という版本を見るべし〕。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
次第次第に濃い嘘を吐いていって、切磋琢磨せっさたくまされ、ようやく真実の光を放つ。これは私ひとりの場合に限ったことではないようだ。人間万事嘘は誠。
ロマネスク (新字新仮名) / 太宰治(著)
はからんものと思ひこみけるは殊勝しゆしようなれども一心に醫學を學び其じゆつを以て立身りつしん出世を望むに有ねば元より切磋琢磨せつさたくまの功をつみ修行しゆぎやうせんなどとは更に思はず大切たいせつ人命じんめいを預る醫業いげふなるに只金銀をむさぼることのみを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)