“立身”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たちみ55.0%
りっしん30.0%
りつしん15.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何だねえ、お前、大袈裟おおげさな。」と立身たちみに頭から叱られて、山姥やまうばに逢ったように、くしゃくしゃとすくんで、松小僧は土間へしゃがむ。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
また前にいえるごとく、大臣と小姓組との身分はおおいことなるがごとくなれども、小姓組が立身りっしんして用人ようにんとなりし例はめずらしからず。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
つちをなめてもれを立身りつしん手始てはじめにしたきわがひと、れながらくもへたるうそにかためて、名前なまへをも其通そのとほり、當座たうざにこしへらて吾助ごすけとかひけり
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)