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山姥
ふりがな文庫
“山姥”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
やまうば
78.8%
やまんば
21.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やまうば
(逆引き)
髪は、ほどけて、しかもその髪には、杉の朽葉が一ぱいついて、獅子の精の髪のように、
山姥
(
やまうば
)
の髪のように、荒く大きく乱れていた。
姥捨
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
と、
山姥
(
やまうば
)
は木の上を
見上
(
みあ
)
げて、きょうだいをしかりました。その
声
(
こえ
)
を
聞
(
き
)
くと、きょうだいはひとちぢみにちぢみ
上
(
あ
)
がってしまいました。
物のいわれ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
山姥(やまうば)の例文をもっと
(26作品)
見る
やまんば
(逆引き)
もう二、三日で盆休みが来るという七月九日の午すぎに、歌女代はとうとう精も根も尽きはてて、
山姥
(
やまんば
)
を踊りながら舞台の上にがっくり倒れた。
半七捕物帳:05 お化け師匠
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
何と見えます——俳優ともつかず、遊芸の師匠ともつかず、早い話が、
山姥
(
やまんば
)
の
男妾
(
おとこめかけ
)
の神ぬしの化けたのだ。
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
山姥(やまんば)の例文をもっと
(7作品)
見る
“山姥”の解説
山姥(やまうば、やまんば)は、奥山に棲む老女の怪。 日本の妖怪で、山に住み、人を食らうと考えられている。
山の中で道に迷った旅人に宿を提供し、最初は優しい婦人の姿で食事を与えるなどするが、旅人が夜に寝たところで食い殺すと伝えられる。グリム童話に出てくる森の奥に住んでいる魔女のように、飢餓で口減らしのために山に捨てられた老婆などの伝承が姿を変えたもの、姥捨て伝説の副産物と解釈する説もあり、直接、西欧の魔女に当たるものという説もある。
(出典:Wikipedia)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
姥
漢検準1級
部首:⼥
9画
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