“やまうば”の漢字の書き方と例文
語句割合
山姥100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一一五 御伽話おとぎばなしのことを昔々むかしむかしという。ヤマハハの話最も多くあり。ヤマハハは山姥やまうばのことなるべし。その一つ二つを次に記すべし。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ちょうど山姥やまうばがもう少しで上がるところで、銀子はざっと稽古けいこをしてもらい、三味線しゃみせんそばへおくかおかぬに、いきなり切り出してみた。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「何だねえ、お前、大袈裟おおげさな。」と立身たちみに頭から叱られて、山姥やまうばに逢ったように、くしゃくしゃとすくんで、松小僧は土間へしゃがむ。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)