“爾来”のいろいろな読み方と例文
旧字:爾來
読み方割合
じらい97.6%
あれから1.2%
これまで0.6%
それより0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爾来じらい同志を糾合きうがふし、相共に此問題を研究し来りしが、時機やうやく到来し、こゝに一小雑誌を刊行して我が同胞にまみゆるの栄を得たるを謝す。
「平和」発行之辞 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
爾来あれから今日こんにちまでの六年間、人らしい思を為た日は唯の一日でも無かつた。それで何がたのみで俺は活きてゐたのか。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
然し、貫一さん、う考へて御覧、まあ、私たちの事をどう思うてゐらるるか知らんが、お前さんの爾来これまで為方しかた、又今日のこの始末は、ちと妥当おだやかならんではあるまいか。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)