“あれから”の漢字の書き方と例文
語句割合
爾来100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爾来あれから今日こんにちまでの六年間、人らしい思を為た日は唯の一日でも無かつた。それで何がたのみで俺は活きてゐたのか。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
爾来あれから二人が夫婦ならぬ夫婦、妻ならぬ妻のような境遇に——そのような不満足の境遇に、お妻ほどの女が我慢しているのも、あの時以来澄江のことを、自分が口へ出そうとはせず
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「内の方へも全然まるきり爾来あれからの様子は知れないの?」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)