“万巻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばんかん25.0%
ばんくわん25.0%
まんがん25.0%
まんぐわん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ケダシ士君子しくんし万巻ばんかんヲ読破スルモマタすべかラク廟堂ニ登リ山川さんせんまじわり海内かいだい名流ニ結ブベシ。然ル後気局ききょく見解自然ニ濶大かつだいス、良友ノ琢磨たくまハ自然ニ精進せいしんス。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
巌谷いはや紹介せうかいで入社したのが江見水蔭えみすゐいんです、この人は杉浦氏すぎうらし称好塾せうこうじゆくける巌谷いはや莫逆ばくぎやくで、素志そしふのが、万巻ばんくわんの書を読まずんば、すべから千里せんりの道をくべしと、つねこのんで山川さんせん跋渉ばつせふ
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
いにしえの名僧は、大蔵だいぞうへ入って万巻まんがんを読み、そこを出るたびに、少しずつ心の眼をひらいたという。おぬしもこの暗黒の一室を、母の胎内たいないと思い、生れ出る支度をしておくがよい。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふみ万巻まんぐわんをいでゝ
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)