“莫逆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばくぎゃく62.1%
ばくげき24.1%
ばくぎやく13.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江漢老人と五百之進とは、心と心をゆるし合った莫逆ばくぎゃくの友。その子ととは、おさない頃から親の目にもわかっていた初恋の仲——。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
緑雨の竹馬の友たる上田博士も緑雨の第一の知己なる坪内博士も参列し、緑雨の最も莫逆ばくげきを許した幸田露伴が最も悲痛なる祭文を読んだ。
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
谷口金五郎に至つては、莫逆ばくぎやくの誓を破つて毒計をめぐらし、この小倉嘉門を殺害せる罪、千萬供養を重ぬるといへども忘るゝ由はない。