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莫逆
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ばくぎやく
ふりがな文庫
“
莫逆
(
ばくぎやく
)” の例文
谷口金五郎に至つては、
莫逆
(
ばくぎやく
)
の誓を破つて毒計を
廻
(
めぐ
)
らし、この小倉嘉門を殺害せる罪、千萬供養を重ぬると
雖
(
いへど
)
も忘るゝ由はない。
銭形平次捕物控:203 死人の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
襄の交遊天下に
遍
(
あまね
)
し、必しも一々之を記す能はざる也。而して其尤も
莫逆
(
ばくぎやく
)
なるは即ち篠崎承弼の如きあり。彼は襄に推服して置かざりしなり。
頼襄を論ず
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
巌谷
(
いはや
)
の
紹介
(
せうかい
)
で入社したのが
江見水蔭
(
えみすゐいん
)
です、
此
(
この
)
人は
杉浦氏
(
すぎうらし
)
の
称好塾
(
せうこうじゆく
)
に
於
(
お
)
ける
巌谷
(
いはや
)
の
莫逆
(
ばくぎやく
)
で、
其
(
そ
)
の
素志
(
そし
)
と
云
(
い
)
ふのが、
万巻
(
ばんくわん
)
の書を読まずんば、
須
(
すべから
)
く
千里
(
せんり
)
の道を
行
(
ゆ
)
くべしと、
常
(
つね
)
に
好
(
この
)
んで
山川
(
さんせん
)
を
跋渉
(
ばつせふ
)
し
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
彼の感得せし水晶の珠数は
掛
(
かけ
)
て今なほ襟にあり、
護身刀
(
まもりがたな
)
の袋の緒は常に
解
(
とき
)
て
右手
(
めて
)
に引着けたり、法華経八軸は暫らくも身辺を離れず、而して大凡悩大業獣に向ふこと
莫逆
(
ばくぎやく
)
の朋友に対するが如し。
処女の純潔を論ず:(富山洞伏姫の一例の観察)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
“莫逆”の意味
《名詞》
非常に親密な間柄であること。
(出典:Wiktionary)
莫
漢検準1級
部首:⾋
10画
逆
常用漢字
小5
部首:⾡
9画
“莫”で始まる語句
莫迦
莫大
莫
莫迦莫迦
莫斯科
莫迦々々
莫大小
莫連者
莫迦者
莫迦気