“跋渉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばっしょう76.1%
ばつせふ13.0%
ばつせう4.3%
はつせう2.2%
ばつしやう2.2%
バッショウ2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地理測量のまだ覚束おぼつかない世の中では原は木がなくてもなお一つの障壁であり、これを跋渉ばっしょうすることは湖を渡るほどの困難であった。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
況や針の山や血の池などは二三年其処に住み慣れさへすれば、格別跋渉ばつせふの苦しみを感じないやうになつてしまひさうである。
侏儒の言葉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
訳者バアトンは東方諸国を跋渉ばつせうした英吉利イギリスの陸軍大尉であるが、本の方を中心にしてお話すると、バアトンの訳本の成立ちは
右一行中小西技師は躰量たいりやう二十三貫の大躯たいくなれ共つねに県下巡回じゆんくわいめ山野の跋渉ばつせうれ、余のごときはと山間のさんにしてくわふるに博物採集はくぶつさいしうめ深山幽谷を跋渉はつせうするの経験けいけん
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
に入れば当宿の主人かへきたる、主人は当地の深山しんざん跋渉ばつしやう経験けいけんありとの故を以て、んで一行と共にせんことをだんず、主人答へて曰く、水源を溯源さくげんして利根岳にのぼ
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
今回ノ予ノ目的ハ山岳地方跋渉バッショウニ在ルト共ニ、尚一ツノ目的アリ。予モ亦ラジオヲ以テ長年ノ趣味トスルモノニシテ、予ガ組立テタル愛機『スーパーヘテロダイン』ヲタズサエテ今回此途コノトニノボレリ。
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)