“跋提河”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばつだいが66.7%
ばだいが33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かの釈迦仏さえ、跋提河ばつだいがのあたりで入滅したのも、これすべて定められた命運が、医療ではどうにもならぬことを身をもって示されたのだ。
形ある者は天命あり。三界の教主けうしゆさへ、耆婆きばが藥にも及ばずして跋提河ばつだいが涅槃ねはんに入り給ひき。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
されど味のわろからぬままつくしけるに、半里ほど歩むとやがて腹痛むこと大方ならず、なみだうかべて道ばたの草をしとねにすれど、路上坐禅ざぜんを学ぶにもあらず、かえって跋提河ばだいが釈迦しゃかにちかし。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)