“跋扈跳梁”の読み方と例文
読み方割合
ばっこちょうりょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸子が仕方なく肯定すると、夫人は苦笑いをして行ってしまったが、後で子供たちをしかってくれたのかどうか、彼等の跋扈跳梁ばっこちょうりょうぶりは一向改まる様子もなかった。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
かれらの跋扈跳梁ばっこちょうりょうはあたかも黄金境の観を呈し、幽霊もののけ妖怪変化、死霊いきりょう魑魅魍魎ちみもうりょう狐狸こり草木のたぐいまでが人を脅し世を騒がしては溜飲りゅういんをさげていた。
風流化物屋敷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
中にも、こども服のノーテイ少女、モダン仕立ノーテイ少年の、跋扈跳梁ばっこちょうりょう夥多おびただしい。……
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)