“経験”のいろいろな読み方と例文
旧字:經驗
読み方割合
けいけん71.7%
おぼえ13.3%
ためし6.7%
こと1.7%
であ1.7%
アンダゴウ1.7%
オボエ1.7%
タメシ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ、乞食こじきというものを経験けいけんしたことのないかれは、どこへいって、どうしてらぬ人々ひとびとからぜにをもらったらいいだろうかとおもいました。
石をのせた車 (新字新仮名) / 小川未明(著)
不可いけません、そういたすとまた新聞で散々悪体を申すだろうじゃございませんか。」とは在原夫人、御自分経験おぼえがあればなり。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お身さまが経験ためしずみじゃで、其で、郎女の才高ざえだかさと、男択びすることがわかりますな——。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
その後、いささか礼節を知ったのか、まだ、一人で一万円の肉を食った経験ことはない。
牛鍋からすき焼へ (新字新仮名) / 古川緑波(著)
熾盛さかんな青春の時代ときよに逢ひ乍ら、今迄経験であつたことも無ければ翹望のぞんだことも無い世の苦といふものを覚えるやうに成つたか、と考へると
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
という証拠には、この「しっぷ・あほうい!」の物語も、前言のごとく僕じしんの経験アンダゴウしたその一つに過ぎない。Eh? What?
お身さまにも、そんな経験オボエは、おありでがな。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
お身さまが経験タメシずみぢやで、其で、郎女の才高ザエダカさと、男エラびすることが訣りますな——。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)