“けいけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ケイケン
語句割合
敬虔65.9%
経験20.3%
經驗8.3%
勁健3.2%
鶏犬1.4%
涇県0.5%
雞犬0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんな独り言を云いながら、敬虔(けいけん)に短刀を抜いてみた。恐らくあげ物というやつだろう、鍔(つば)から切尖(きっさき)までのバランスがとれていない。
長屋天一坊 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
もちろん、たった一人、大道ぐらしを続(つづ)けてゆくことの危険(きけん)なことはよくわかっていた。それはさんざん、つらい経験(けいけん)もしている。
だから突然(とつぜん)この小舅(こじうと)と自分(じぶん)の間(あひだ)に御櫃(おはち)を置(お)いて、互(たがひ)に顏(かほ)を見合(みあは)せながら、口(くち)を動(うご)かすのが、御米(およね)に取(と)つては一種(いつしゆ)異(い)な經驗(けいけん)であつた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
松陰は文学者にあらず、然(しか)れどもその文章質実明快、勁健(けいけん)にして熱情活躍、その謂(い)わんと欲する所を謂(い)う、あたかも拇指(ぼし)を以て眼睛を突くが如し。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
兵馬の目的には頓着なく、存外鷹揚(おうよう)な客と見たので、駕籠屋は勢いよく急がせる。そのうちに、前後でしきりに聞ゆる鶏犬(けいけん)の声。夜は白々(しらじら)と明け放れたものと見ゆる。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
孫策は、即日、法令を布いて、人民を安んじ、秣陵には、味方の一部をのこして、直ちに、涇県(けいけん)(安徽省・蕪湖の南方)へ攻め入った。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
主柱たる劉繇(りゅうよう)が、どこともなく逃げ落ちてしまってからも、彼は、節を変えず、離散した兵をあつめ、涇県(けいけん)の城にたてこもり、依然として抗戦しつづけていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鶏などはどんなものだろうかとも考えている。雞犬(けいけん)というから仲がよさそうなものだが、この近所には猟犬の後裔(こうえい)で、鶏を獲物と解しているらしき犬が沢山(たくさん)いる。