“後裔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうえい90.0%
すゑ3.3%
あと1.7%
ちすぢ1.7%
のち1.7%
もの1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして現在においても科学者と称するものの中に、この三者の後裔こうえいが、なおまれには存在している事を彼によって教えられるのである。
ルクレチウスと科学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「ええ、なるほどおれは馬鹿ぢやつたわい! 切札の王牌キング! どうぢや! 取つたか? 猫の後裔すゑめ! A牌ポイントはいらんか? A牌ポイント! 兵牌ジャツク! ……」
馬琴の後裔あとだという瀬戸物屋はここから僅か十二、三軒目であった。
いつたい全体、うぬたちヘロデの後裔ちすぢどもめは、このおれを嘲弄してけつかるのか! たつた今、おれの哥薩克帽を返してよこせばよし、さもないとうぬたちの豚面を
この時街を徐々ゆる/\と歩いて来たのは、ペエテル、フアンデルドンクと云つて、此府の古記録を編輯した、同名の人の後裔のちです。
新浦島 (新字旧仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)
最後の後裔もの現世うつしよにて、未だ曾て類ひなき極悪人たらしめて、彼の重ねる悪業の、一つ一つに先祖さきおやの亡霊どもがひつぎの中で安息を掻き乱され、娑婆では知られぬ苦悩を忍び