“一種”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いつしゆ68.4%
いっしゅ15.8%
ひといろ10.5%
ひとくさ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども其の埒外らちぐわいゐつすることの出來ないのが運命うんめいなのだから爲方しかたがない、性格悲劇せいかくひげきといふ戯曲ぎきよく一種いつしゆがあるが、僕等が丁度てうど其だ。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
わたしはこの美しい婦人ふじんの前では一種いっしゅのおそれを感じたけれども、貴婦人きふじんはひじょうに親切に話しかけてくれたし、その声はいかにもやさしかったから
それに、めるやうな友染いうぜん縮緬ちりめんが、たんものをほどいたなりで、一種ひといろかゝつてたんです。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
されど酒は只だ一種ひとくさならではたくはへ侍らずと笑ひつゝ答ふ。