“戯曲”のいろいろな読み方と例文
旧字:戲曲
読み方(ふりがな)割合
ぎきょく42.9%
ドラマ28.6%
ぎきよく14.3%
しばゐ7.1%
じょうるり7.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また私のここにいわゆる文芸は文学である、日本における文学といえばまず小説戯曲ぎきょくであると思います。
教育と文芸 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
だい二に、十あまりの戯曲ぎきょくがあり、そのなかで、フランス革命かくめいについてのものと信仰しんこうについてのものとが、おもなものです。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
れ今の所謂才子が作る所の戯曲ドラマを見るに、是れ傀儡くゞつを操りて戯を為す者のたぐひのみ、作中の人物、一も生人の態なし。
詩人論 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
「ね、前半だけはおまえにもわかったわけだ。それはただの戯曲ドラマで、あちらで上演ずみだ。後半は悲劇で、これから当地で演じられようとしているのさ」
戯曲ぎきよく球突たまつきたまひゞきなどをもちゐたのはひとりチエエホフあるのみのやうである。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
アントン・チエエホフの名戯曲ぎきよくさくらその」のだいまく目の舞台ぶたいの左おく手には球突塲たまつきばがある心になつてゐる。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
普通の寺によくある斯の宗教画は大抵模倣うつしの模倣で、戯曲しばゐがゝりの配置くみあはせとか、無意味な彩色いろどりとか、又は熱帯の自然と何の関係も無いやうな背景とか、そんなことよりほかこれぞと言つて特色とりえの有るものは鮮少すくない。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「妖魅反足の物」、百九に、〈地獄衆生、その足反りて後ろに向く〉、『傾城反魂香けいせいはんごんこう』の戯曲じょうるりに、熊野詣りの亡者あるいは逆立ち後ろ向き
わが邦にも『小栗判官おぐりはんがん』の戯曲じょうるり(『新群書類従』五)に、横山家の悍馬かんば鬼鹿毛おにかげは、いつも人をまぐさとし食うたとある。