戯曲ぎきょく)” の例文
旧字:戲曲
ここにかかげたのはそのうちの一せつです。だい二に、十あまりの戯曲ぎきょくがあり、そのなかで、フランス革命かくめいについてのものと信仰しんこうについてのものとが、おもなものです。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
また私のここにいわゆる文芸は文学である、日本における文学といえばまず小説戯曲ぎきょくであると思います。
教育と文芸 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
などゝ云う冷罵れいばを、店員どもに浴びせられながら、一種の反抗心を以てひもといたようなものゝ、己には実際、の有名なる戯曲ぎきょく妙味みょうみが、何処どこにあるのやら分らなかった。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
小説に戯曲ぎきょくに詩に旅行記に、じつに多方面にわたって筆をふるっている。
絵のない絵本:02 解説 (新字新仮名) / 矢崎源九郎(著)
小説に戯曲ぎきょくに詩に旅行記に、じつに多方面にわたって筆をふるっている。
彼は、小説しょうせつ戯曲ぎきょく評論ひょうろん伝記でんき、そのいろいろなものをきましたが、すべて、立派りっぱな作品として長くのこるようなものが多く、中でも、小説と随筆ずいひつとには、世界的せかいてき傑作けっさくが少なくありません。
母の話 (新字新仮名) / アナトール・フランス(著)
大きくなったら、や小説や戯曲ぎきょくを書きたいと思っていました。でも、そのためには、じぶんひとりで本を読むばかりではだめだと気がついて、二十三さいのときに女子高等師範学校しはんがっこうにはいりました。