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『小僧の夢』
ふりがな文庫
『
小僧の夢
(
こぞうのゆめ
)
』
………己は名前を庄太郎と云って、今年十六歳になる商店の小僧だ。己の勤めて居る商店は、銀座三丁目の大通りにある、池田屋と云う洋酒店だが、京橋近辺に住んで居る人は大概知って居るだろう。日本橋の方から来て、京橋を渡って、五六丁行った左側に、あんま …
著者
谷崎潤一郎
初出
「福岡日日新聞」1917(大正6)年3月4日~4月11日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間41分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
眩
(
くるめ
)
反
(
はん
)
上面
(
うわっつら
)
前
(
めい
)
失
(
うせ
)
極
(
きょく
)
先
(
さっき
)
拘
(
かゝわ
)
上
(
うわ
)
女
(
じょ
)
明
(
めい
)
端
(
ぱし
)
切
(
さい
)
潮
(
ちょう
)
大
(
たい
)
称
(
しょう
)
言
(
げん
)
黒人
(
ニグロ
)
況
(
いわん
)
沙翁
(
しゃおう
)
證
(
しょう
)
唆
(
そゝの
)
辱
(
はず
)
美
(
び
)
溝
(
とぶ
)
解
(
ほど
)
片
(
ぺん
)
暫
(
しばし
)
眼球
(
がんきゅう
)
響
(
ひゞき
)
破
(
こわ
)
私
(
ひそ
)
筋向
(
すじむこ
)
前
(
めえ
)
動
(
やゝ
)
老
(
お
)
可
(
か
)
焼
(
やき
)
消
(
きえ
)
熱
(
ねつ
)
塩気
(
そっけ
)
生
(
なま
)
此方
(
こっち
)
術
(
じゅつ
)
体
(
たい
)
真
(
しん
)
藝術
(
げいじゅつ
)
明
(
あきら
)
先達
(
せんだって
)
撰
(
え
)
車夫
(
しゃふ
)
内證
(
ないしょう
)
冷
(
ひ
)
善
(
ぜん
)
或
(
あるい
)
度
(
た
)
紅
(
くれない
)
弾
(
はず
)
辛
(
かろ
)
彼
(
あ
)
彼方
(
あっち
)
循
(
まわ
)
可
(
べ
)
夥
(
おびたゞ
)
臭
(
くさ
)
大分
(
だいぶん
)
天日
(
てんじつ
)
如何
(
いかん
)
虚構
(
きょこう
)
実
(
じつ
)
宴楽
(
えんがく
)
落胆
(
らくたん
)
嵌
(
はま
)
自
(
おのずか
)
己
(
おれ
)
己惚
(
うぬぼれ
)
巴里
(
パリー
)
年
(
ねん
)
能
(
あた
)
職分
(
しょくぶん
)
彼処
(
あすこ
)
考
(
かんがえ
)
後
(
のち
)
徐
(
おもむろ
)
得
(
う
)
白刃
(
はくじん
)
擬
(
ぎ
)
私
(
わたくし
)
斯
(
こ
)
明日
(
あした
)
暇
(
ひま
)
有
(
あ
)
材幹
(
ざいかん
)
直
(
すぐ
)
概
(
がい
)
皮膚
(
はだ
)
漂
(
たゞよ
)
湛
(
たゝ
)
滸
(
ほと
)
玉乗
(
たまの
)