“塩気”のいろいろな読み方と例文
旧字:鹽氣
読み方割合
しおけ71.4%
しほけ14.3%
そっけ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暗い中を暫らく行くと、石段があって下へ下へと降りて行くようになっていて、下からは塩気しおけを帯びた風が吹き上げて来るようでありました。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
巻二(一六二)に、「塩気しほけのみかをれる国に」の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
第一、モオパッサンの文章は彼等の書くようなボキボキした、味も塩気そっけもない、カンナ屑見たいな悪文とは、まるきり質が違って居る。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)