“しおけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
塩気50.0%
鹹気40.0%
潮気10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
湯を立ててもらって、久しぶりに塩気しおけのない真水まみずの中に長くなって寝ている最中に、湯殿の戸をこつこつたたくものがある。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
踏めば靴の底がれそうに水気みずけを含んでいる。橋本は鹹気しおけがあるから穀物の種がおろせないのだと云った。豚も出ないようだねと余は橋本に聞き返した。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ここの風にはじっとりと潮気しおけがあった。若い手足をのびのび投げて吹かせていると
春の雁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)