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鹹気
ふりがな文庫
“鹹気”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しおけ
80.0%
かんき
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しおけ
(逆引き)
そこには、露をつけた、背の低い、名の知れない植物が
這
(
は
)
い回っていて、遠く浜から、かすかな
鹹気
(
しおけ
)
と藻の匂いが飛んでくるのだ。
紅毛傾城
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
踏めば靴の底が
濡
(
ぬ
)
れそうに
水気
(
みずけ
)
を含んでいる。橋本は
鹹気
(
しおけ
)
があるから穀物の種がおろせないのだと云った。豚も出ないようだねと余は橋本に聞き返した。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
鹹気(しおけ)の例文をもっと
(4作品)
見る
かんき
(逆引き)
彼は、
湯鑵
(
ゆがま
)
に新しく水をいれて来て火鉢に炭をつぎ添へてかけた。彼は水にやかましかつた。近所の井戸のものには
腥気
(
せいき
)
があるとか、
鹹気
(
かんき
)
があるとかいつて用ひなかつた。
上田秋成の晩年
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
鹹気(かんき)の例文をもっと
(1作品)
見る
鹹
漢検1級
部首:⿄
20画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“鹹”で始まる語句
鹹
鹹水
鹹湖
鹹味
鹹草
鹹川
鹹澤
鹹沢
鹹酸
鹹苦
“鹹気”のふりがなが多い著者
小栗虫太郎
中島敦
夏目漱石
岡本かの子