“概”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおむ40.8%
がい36.2%
おほむ13.8%
おもむき4.6%
おほむね2.3%
あら1.5%
おおむね0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これが全身丸(まる)で彫刻製作されるとなると、原図案とはまた異(かわ)ったものとなることであるが、概(おおむ)ねこの原図によったものでありました。
一寸(ちよつと)、靴(くつ)の先(さき)へ團栗(どんぐり)の實(み)が落(お)ちたやうな形(かたち)らしい。但(たゞ)しその風丰(ふうばう)は地仙(ちせん)の格(かく)、豫言者(よげんしや)の概(がい)があつた。小狡(こざか)しき目(め)で、じろりと視(み)て
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
蘭軒が師事した所の儒家医家は概(おほむ)ね此の如きに過ぎない。わたくしは蘭軒の師家より得た所のものには余り重きを置きたくない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
依然としてわが格式に相応した一段と高尚なる道徳律を守って、常に郷党の精神的生活を代表せんとする概(おもむき)のあるのは、なるほど前代の遺風といえば遺風であるが
家の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
按ずるに所謂入門者は概(おほむね)皆医であらう。しかし直は必ず医となつたとも云ひ難い。同月十二日に「今日より外史講釈相始む」の文があるからである。外史の日本外史なることは勿論である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
召出したる上にて追々(おひ/\)吟味(ぎんみ)に及ぶなりと概(あら)まし御尋問(たづね)有りし儘(まゝ)家主長助へも其旨申渡され今日は先(まづ)引取(ひきとる)べしと有りける故に皆々(みな/\)我が家へ歸りけり翌日直に麹町三丁目瀬戸物屋忠兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
その書は随時世人(せいじん)を啓発した功はあるにしても、概(おおむね)皆時尚(じしょう)を追う書估(しょこ)の誅求(ちゅうきゅう)に応じて筆を走らせたものである。保さんの精力は徒費せられたといわざることを得ない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)