“書估”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょこ50.0%
しよこ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしはわかい時から多読の癖があって、随分多く書を買う。わたくしの俸銭の大部分は内地の書肆しょしと、ベルリン、パリイの書估しょことの手にってしまう。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
昭和二年九月書肆しょし改造社かいぞうしゃの『現代日本文学全集』第廿二篇を編輯するや『雨瀟瀟』の一篇またその巻首に採録せられぬ。このたび書估しょこ野田氏のだしまたこの一小篇を取りて刊行せむとす。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
此二句は書估しよこ活東子が戲作者小傳に載せてゐるものと同じである。小傳には猶「月こよひ枕團子まくらだんごをのがれけり」と云ふ句もある。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
夏剳記及附録抄の版を書估しよこに与ふ。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)