トップ
>
書估
>
しょこ
ふりがな文庫
“
書估
(
しょこ
)” の例文
わたくしは
少
(
わか
)
い時から多読の癖があって、随分多く書を買う。わたくしの俸銭の大部分は内地の
書肆
(
しょし
)
と、ベルリン、パリイの
書估
(
しょこ
)
との手に
入
(
い
)
ってしまう。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
昭和二年九月
書肆
(
しょし
)
改造社
(
かいぞうしゃ
)
の『現代日本文学全集』第廿二篇を編輯するや『雨瀟瀟』の一篇またその巻首に採録せられぬ。この
度
(
たび
)
書估
(
しょこ
)
野田氏
(
のだし
)
またこの一小篇を取りて刊行せむとす。
雨瀟瀟
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その書は随時
世人
(
せいじん
)
を啓発した功はあるにしても、
概
(
おおむね
)
皆
時尚
(
じしょう
)
を追う
書估
(
しょこ
)
の
誅求
(
ちゅうきゅう
)
に応じて筆を走らせたものである。保さんの精力は徒費せられたといわざることを得ない。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
估
漢検1級
部首:⼈
7画
“書”で始まる語句
書
書物
書肆
書籍
書翰
書付
書生
書棚
書割
書斎