“世人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せじん82.4%
よのひと5.9%
せいじん2.9%
よひと2.9%
よびと2.9%
セジン2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるいは彼らが骨冷かに肉ち、世人せじんの一半は彼等が名を忘却したる時において、始めて彼らのきたる種子の収穫を見ることあり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
其人そのひといま新聞しんぶん題目だいもくとなつて世人よのひといぶか旅路たびぢこゝろざしたといふ、その行先ゆくさき何地いづこであらう、その目的もくてきなんであらう。
その書は随時世人せいじんを啓発した功はあるにしても、おおむね時尚じしょうを追う書估しょこ誅求ちゅうきゅうに応じて筆を走らせたものである。保さんの精力は徒費せられたといわざることを得ない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
誉とぞ世人よひと讃へむも然りその老いし父もいつかしくあらむ
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
天つ日の光に馴れて世人よびとみなねぶたごころの未だ飽かなく
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
うた此方こつちのお手のものだ——世人セジンマジハリヲムスブニ黄金ヲモチフ——」
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)