“誅求”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうきゅう76.9%
ちうきう7.7%
ちゆうきう7.7%
チユウキウ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
臨時税を課するという誅求ちゅうきゅうを怒って、数ヵ月にわたって暴動を起こしたが、この時の蔭の主謀者も、松平冬次郎その人であった。
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
幕府の誅求ちうきうがひどくなり、町人百姓の金を持つて居る者は、賦役ふえき冥加みやうが金、御用金などの名儀で、返して貰ふ當てのない金を公儀に納めさせられるので、太左衞門は一生の智慧を絞つて
官吏はただ民に対する誅求ちゆうきうと上に対する阿諛あゆとを事としてゐる、かゝる世の中に腕節うでふしの強い者の腕が鳴らずに居られよう
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
カクテ、昨日ノ寡欲ナル武門ハ、驕奢ケウシヤニ変ジ、驕奢ノ門ハ賄賂ワイロヲヨロコビ、賄賂ハマタ、苛斂カレン誅求チユウキウヲ諸地方ニ生ム。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)