“驕奢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうしゃ58.1%
けうしや19.4%
おごり19.4%
ケウシヤ3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつはまた執権北条の底ぬけな驕奢きょうしゃ、賭け犬ごのみ、田楽狂い、日夜の遊興沙汰など、何一つ、民の困苦をかえりみはせぬ武家の幕府よ。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
諫書に擧げてあつた驕奢けうしやが、衣食調度の範圍内に止まらないで、大船の造營となり、夫卒の増員となつたのである。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
楠殿が高時のさけこんさかなしゆを用ゆるを聞いて驕奢おごりの甚だしいのを慨嘆したといふは、失敬ながら田舎侍の野暮な過言いひすぎだ子。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
カクテ、昨日ノ寡欲ナル武門ハ、驕奢ケウシヤニ変ジ、驕奢ノ門ハ賄賂ワイロヲヨロコビ、賄賂ハマタ、苛斂カレン誅求チユウキウヲ諸地方ニ生ム。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)