“腕節”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うでっぷし60.0%
うでぶし20.0%
うでつぷし6.7%
うでふし6.7%
うでぷし6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恐ろしい腕前だ、あの棒が一当り当ったら、こちとらのなまくらはボロリと折れて、腕節うでっぷしでも首の骨でも一堪ひとたまりもあるもんじゃねえ
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ルパンはこの時にとばかり拳骨を堅めてちょうど斧で打殴る様に敵の腕節うでぶしを発止と突き上げた。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
斯ういふキビ/\した腕節うでつぷしの野郎に一寸ちよいと口を掛けて見たいのだ…………
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
官吏はただ民に対する誅求ちゆうきうと上に対する阿諛あゆとを事としてゐる、かゝる世の中に腕節うでふしの強い者の腕が鳴らずに居られよう
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
間もなく、五名の腕節うでぷしの強そうな巡査が這入って来た。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)