“腕組”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うでぐみ77.3%
うでぐ18.2%
うでくみ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このしづくに、横頬よこほゝたれて、腕組うでぐみをして、ぬい、とつたのは、草鞋わらぢつたみせ端近はぢかしやがんだ山漢やまをとこ魚売うをうりで。三まいざる魚鱗うろこひかつた。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
うん、うえほうには、くらげが、かさのようなかたちをして、およいでいるし、すこしした岩陰いわかげには、たこが腕組うでぐみをして、かんがんでいるしな。
海が呼んだ話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しまひには泣出なきだすと、外聞ぐわいぶんもあり、少焦すこぢれで、医者いしや可恐おそろしかほをしてにらみつけると、あはれがつてきあげるむすめむねかほをかくしてすがさまに、年来ねんらい随分ずゐぶんひとにかけた医者いしやつて腕組うでくみをして
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)