“随分”のいろいろな読み方と例文
旧字:隨分
読み方割合
ずいぶん82.5%
ずゐぶん16.5%
とうない1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
随分ずいぶん疲れるぜ。僕あ、おやじの死ぬとき一週間ばかり徹夜てつやして看病した事があるが、あとでぼんやりして、大いに弱った事がある」
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
併し、もう少し大筋おほすぢを離れたところになると、書いてゐるうちに色々なことを思ひつくので、随分ずゐぶんちがふことがある。
え死をまぬかれたわけやが、そこのおばはんいうのが、こらまた随分とうないりん気深い女子おなごで、亭主が西瓜すいか時分になると、大阪イ西瓜売りに行ったまンま何日も戻ってけえへんいうて、大騒動や。
アド・バルーン (新字新仮名) / 織田作之助(著)