“ずゐぶん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
隨分67.3%
随分32.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しか今日こんにちところでは病院びやうゐんは、たしか資力ちから以上いじやう贅澤ぜいたくつてゐるので、餘計よけい建物たてもの餘計よけいやくなどで隨分ずゐぶん費用ひようおほつかつてゐるのです。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
しか比較的ひかくてき※去くわこの三ねんわたくしためにはしのやすかつたよ、イヤ、其間そのあひだには隨分ずゐぶん諸君しよくんには想像さうざう出來できないほど面白おもしろこと澤山たくさんあつた。
此等これらの事を考へなければ本当の智識ちしきとは言へんとふ事ださうでございます。随分ずゐぶん悟道さとりはうには
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「おかげさまでねえ。」とおいとは言葉を切つて、「あつちの姉さんも大変に喜んでたわ。私なんかよりもつと大きなくせに、それア随分ずゐぶん出来できないがゐるんですもの。」
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)