“かなり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
可成54.8%
可也38.5%
相応2.9%
相当1.9%
仮成1.0%
隨分1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どれ程の死者の数が眠っていると言うことも出来ないような、可成かなり広い墓地の眺めが二人の眼前めのまえひらけた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その時になって見ると、岸本が辿たどり着いた愛の世界は罪過の苦しみから出発したところからは可成かなり遠いものであった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その顔は可也かなり長いあひだ、彼の心に残つてゐた。が、年月としつきの流れるのにつれ、いつかすつかり消えてしまつた。
鬼ごつこ (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
避暑客の込合ふ季節なので、停車場は可也かなり雑沓ざつたふしてゐたが、さうして独りで旅をする気持は可也心細かつた。
或売笑婦の話 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
この人はくから書をかいたり、詩をんだりして居たさうだが、ほかの方面にも相応かなり早熟だつたものと見える。
如何いかゞでげせう、これでも先生方のお気には召しますまいかな、あつしとしては相応かなり趣向もこらした積りなんでげすが……」
麺麭は小説の弟子を仕立てると同じやうに、初めの間は真つ黒に焦げたり生焼なまやけになつたりしたが、暫く経つと相当かなりの物が出来だした。
その折ヘルバルトはもう相当かなりの子持ちであつたが、それでも嬰児あかんぼの顔を見ると、可愛かあいさに堪らぬやうに、接吻キツスをしたり、頬ずりをしたりした。
私義先代より当村へ来人に相成居申内、土地風稼方相覚、仮成かなりに渡世相送り候に付、見懸人みかけにんに被仰付、年々に両度見懸銀少々宛上納奉仕居申所、此度戸籍(マヽ)製御取調に付、何卒百姓ひやくしように被仰付下候得者、重畳難有仕合に奉存候。
そこあいちやんは隨分かなりながあひだローリーてう議論ぎろんをしました
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)