“かなり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
可成55.2%
可也38.1%
相応2.9%
相当1.9%
仮成1.0%
隨分1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私のやうな少年の目には可成かなりのお婆さん(大へん美し過ぎるお婆さんではあつたが)に見えたけれど、やつと四十位だつたのではなからうか。
大正東京錦絵 (新字旧仮名) / 正岡容(著)
宗助そうすけたのんだ産婆さんば可成かなりとしつてゐるだけに、このくらゐのことは心得こゝろえてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
青柳と云うその男は、その町の開業医として可也かなりに顔が売れていたが、或私立学校を卒業したというその弟をも、お島はちょいちょい見かけて知っていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
彼は雨に濡れたまま、アスフアルトの上を踏んで行つた。雨は可也かなり烈しかつた。彼は水沫しぶきの満ちた中にゴム引の外套の匂を感じた。
或阿呆の一生 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
イダ・ハステツド・ハアパア女史といふと、婦人参政権の賛成論者として相応かなり名を売つてゐるが、この女が最近紐育ニユーヨークの有名な新聞記者に会見を申込んで来た。
この人はくから書をかいたり、詩をんだりして居たさうだが、ほかの方面にも相応かなり早熟だつたものと見える。
その折ヘルバルトはもう相当かなりの子持ちであつたが、それでも嬰児あかんぼの顔を見ると、可愛かあいさに堪らぬやうに、接吻キツスをしたり、頬ずりをしたりした。
麺麭は小説の弟子を仕立てると同じやうに、初めの間は真つ黒に焦げたり生焼なまやけになつたりしたが、暫く経つと相当かなりの物が出来だした。
私義先代より当村へ来人に相成居申内、土地風稼方相覚、仮成かなりに渡世相送り候に付、見懸人みかけにんに被仰付、年々に両度見懸銀少々宛上納奉仕居申所、此度戸籍(マヽ)製御取調に付、何卒百姓ひやくしように被仰付下候得者、重畳難有仕合に奉存候。
そこあいちやんは隨分かなりながあひだローリーてう議論ぎろんをしました
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)