トップ
>
相応
>
かなり
ふりがな文庫
“
相応
(
かなり
)” の例文
旧字:
相應
御影
(
みかげ
)
に住んでゐる男が、国元に
相応
(
かなり
)
な
田畑
(
でんばた
)
を持つてゐるので、小作米の揚つたのを汽車で送らせて、御影の家で
貯
(
たくは
)
へてゐるのがある。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
さういふ所から和尚は色々な展覧会で自分が
画
(
か
)
いて呉れた山水が
相応
(
かなり
)
高い値段で売物になつてゐるのを見る事がよくある。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
一生に三度恋をして、そのうち二度までは
他
(
よそ
)
の
家
(
うち
)
の女中を相手だつたといふから、
相応
(
かなり
)
だらしのなかつた男に相違ない。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
アメリカにオテイス・スキンナアといふ聞えた
俳優
(
やくしや
)
が居る。
浪漫的
(
ロマンチツク
)
な芸風で、
倫敦
(
ロンドン
)
や
巴里
(
パリー
)
や
伯林
(
ベルリン
)
などで興行した時も、
相応
(
かなり
)
な評判を取つたものだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「
如何
(
いかゞ
)
でげせう、これでも先生方のお気には召しますまいかな、
俺
(
あつし
)
としては
相応
(
かなり
)
趣向も
凝
(
こら
)
した積りなんでげすが……」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
この人は
夙
(
と
)
くから書をかいたり、詩を
咏
(
よ
)
んだりして居たさうだが、
外
(
ほか
)
の方面にも
相応
(
かなり
)
早熟だつたものと見える。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
南地
(
みなみ
)
に
相応
(
かなり
)
な
青楼
(
ちやや
)
がある。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“相応”の解説
相応(そうおう)とは、つり合っていること即ち相応しい(ふさわしい)ことである。ここでは仏教用語の相応について解説する。
(出典:Wikipedia)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
応
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
“相”で始まる語句
相
相手
相違
相好
相撲
相談
相槌
相貌
相模
相対