“相当”のいろいろな読み方と例文
旧字:相當
読み方割合
そうとう55.0%
あいあた10.0%
かなり10.0%
さうたう10.0%
トレラブル5.0%
あいあたり5.0%
アイアタ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相当そうとう修行しゅぎょうんだら、一しょむとか、まないとかもうすことは、さして苦労くろうにならないようになってしまうのではないでしょうか。
そこで五百も論陣を張って、旗鼓きこ相当あいあたった。公父こうふ文伯ぶんはくの母季敬姜きけいきょうを引く。顔之推がんしすいの母を引く。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
麺麭は小説の弟子を仕立てると同じやうに、初めの間は真つ黒に焦げたり生焼なまやけになつたりしたが、暫く経つと相当かなりの物が出来だした。
相当さうたう身柄みがらいへそだつただけに青木さん夫婦ふうふ相方さうはう共に品のいい十人なみ容姿ようし持主もちぬしで、善良ぜんりやう性格せいかくながらまた良家りやうかの子らしい、矜と、いくらかえをるやうな氕質きしつもそなへてゐた。
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
僕も急いだんじゃないけれど、両親がやかましく言っている矢先に相当トレラブルな相手が現れたからこの機を逸したくないと思ったんだ。あれなら確かに十人並以上だよ。頭は無論好い。
ロマンスと縁談 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
一味合体いちみがったいいかようの働役に相当あいあたり候とも、少しも難渋なんじゅう申すまじきこと。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
センイワク、両軍相当アイアタルトキ、大流星アリテ軍上ヲ走リ、軍中ニツルニ及ベバ、其軍ソノグン破敗ハハイチョウナリ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)