“旗鼓”の読み方と例文
読み方割合
きこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
待って、こよいは時親どのの山荘に明かし、あすあたり、旗鼓きこ堂々、一路笠置へのお味方にせ向う所存——と、いやもう、たいへんな
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
の千載一遇の好機会に当り、同胞にしてし悠久の光栄を計らず、いたづらに一時の旗鼓きこの勝利と浮薄なる外人の称讃に幻惑するが如き挙に出でしめば
渋民村より (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
七寸丸太の長さ三十尺近くもある奴が総立ちで一個連隊ほども旗鼓きこ堂々と材木置場へ押し寄せてくる光景、丸太や桁材や背板が互いにぶつかり合って
可愛い女 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)